秋田県男鹿市のご当地グルメ「男鹿しょっつる焼きそば」。
現地でしか食べられないと思っていたら、自宅で作れる生めんとタレのセットが打っているではありませんか・・・!
男鹿しょっつる焼きそばを作ってみて、気になったポイントや味について書いてみました。
男鹿しょっつる焼きそばとは?
男鹿しょっつる焼きそばは、秋田県男鹿市のB級グルメです。
男鹿しょっつる焼きそばのルールは、
1.タレは日本三大魚醤の一つ秋田名物しょっつるベースの塩味としょうゆ味。
2.麺は粉末ワカメと昆布ダシ入りの特製麺。
3.具材に肉を使わない海鮮焼きそばで、タレと麺以外は各店オリジナルレシピなのも「男鹿しょっつる焼きそば」の大きな特徴。
です。
秋田といえばなまはげを思い浮かべる人も多いと思いますが、なまはげの里が男鹿市なのです。
そして、男鹿は日本海に突き出る半島なので海鮮はもちろん、梨やメロンといった果物、とろとろわかめや棒アナゴなどの珍しい食べ物、おいしいものがあるのですが、
男鹿に足を運んでもらえる「食」を創ろうと、地元食文化「ハタハタしょっつる」を気軽に楽しんでもらえる「焼きそば」として開発したご当地グルメ
が、男鹿しょっつる焼きそばなのだそうです。
しょっつるとは?
しょっつるは、日本三大魚醤の1つで、秋田県の伝統調味料です。
新鮮なハタハタと天日塩だけを使用し、3年もの間じっくり漬け込んだ琥珀色のしょっつるは、自然発酵の旨味があり、穏やかな香りと白身魚特有の上品な味わいが特徴です。
魚醤というとタイの代表的な調味料ナンプラーが有名ですが、ナンプラーはにおいも味も強いのに対し、しょっつるは主張しすぎることなく料理に香りと旨味をプラスしてくれます。
鍋スープにしょっつるをチョロッと加えると旨味が増し「うま~」な鍋ができ上ります。
男鹿しょっつる焼きそばを作ってみた
作り方(パッケージ裏面の作り方を簡潔にまとめました。)
①沸騰したたっぷりのお湯で麺を約2分半ゆでる。ゆで上がった麵を水洗いした後、大さじ2杯のサラダ油をかけてよく混ぜ、15分くらい置く。
②フライパンでお好みの魚介類や野菜類を軽く炒める。
③麵を入れ、ほぐしながら炒める。お好みで添付のえび粉末を入れる。
④麺がほぐれたら添付のしょっつる塩だれを入れ、混ぜながら炒める。
男鹿しょっつる焼きそばはおいしい?
男鹿しょっつる焼きそばは、しょっつるの風味が活きた塩味の焼きそばです。
タレのしょっつる、えび粉末、麺に練り込まれたわかめと昆布・・・と、出汁の素となる食材が多く使われているので、さっぱりシンプルな味ながらもうまみのある味に仕上がっています。
私は具材にえび80g、もやし50g、人参30g、にら30gを使ったのですが、主張の強い野菜は避けたほうがいいと思いました。
にらがしょっつるとケンカしているような気がしたので・・・、キャベツ、人参、玉ねぎ、もやしあたりがいいかと思います。
また、「麺を2分半ゆでる」とあったのですが、好みの部分はありますがやわらかすぎたような気がします。
あと、1人前の麺に「大さじ2のサラダ油を混ぜる」とあったのですが、私は多い気がしたので油は半分に減らしました。
それでも出来上がりは油っぽかったのでもっと少なくてもいいと思います。
(翌日、残ったしょっつる焼きそばの油を落として、麺をしっかり焼き付けるように炒めたら麺の水分が抜けたのか、やわらかさが気にならなくなった。)
男鹿しょっつる焼きそばは男鹿市のご当地グルメにぴったり
パッケージの表面の写真ではかに、えび、いか、もやし、かいわれが使われたもの、裏面のイラストではキャベツ、人参、玉ねぎを使った作り方・・・どう作ったらいいのかちょっと難しかった男鹿しょっつるやきそば。
そして、スーパーで売られている焼きそばと違って麺をゆでる。
「おいしそう!」と思って買ったものの、作ろうとしたらだいぶ戸惑いました。
「しょっつる入りのタレを使う」「わかめと昆布が練り込まれた麺を使う」「具材に肉は使用しない」というルールを守れば、あとはオリジナルでOKということなので何回か作っていくうちにコツがつかめるようになるかなと思いました。
しょっつるといううまみの強い調味料を使用した海鮮焼きそばは、海に突き出た男鹿市のご当地グルメとしてピッタリの商品です。
しょっつる、えび、わかめ、昆布の出汁や旨味が凝縮された男鹿しょっつる焼きそばをぜひ1度お試しください。