先日、バナナマンのせっかくグルメ!!で日村さんが岐阜県飛騨高山を訪問されていました。
紹介されたのは漬物ステーキと飛騨牛特選ステーキ。
飛騨牛特選ステーキはとってもいいお肉のステーキとわかるのですが、漬物ステーキって・・・?
検索で「漬物ステーキ」と入力すると「まずい」と予測検索ワードが出てくるのですが「それってホント?」と思っていたところに、タイミングよく漬かりすぎた白菜漬けが。
漬かりすぎた漬物はそのままよりも加熱するとおいしく食べられるので漬物ステーキを作ってみたのですが、おいしかったです!
漬物ステーキとは?
漬物ステーキとは、
飛騨高山の伝統郷土料理のひとつ。名前のとおり、漬物を熱々鉄板の上でジュージュー焼きます。
飛騨高山 よしま農園
キムチはキムチ鍋、酸っぱい漬物を使って酸辣湯風のすっぱ辛い鍋になったりと漬物を加熱して食べる料理はありますが、漬物を焼いて食べる料理は珍しいと思います。
その珍しさが、飛騨高山の食文化の歴史がつまった料理なんだろうなと思い、さらに興味がわいてきました。
漬物ステーキのレシピは?
漬物ステーキのレシピは検索するとたくさん出てくるのですが、「せっかくなら飛騨高山のレシピで作りたい!」と思い、飛騨高山 よしま農園さんのレシピで作ることにしました。
①白菜漬け できるだけ熟成したものを材料として使います。
たとえば、乳酸発酵がすこし進みすぎたような、スッパくなった白菜漬けくらいがちょうどよいのです。
②フライパンに油をひいて、豪快にも白菜漬けを炒めます。
はじめから、しんなりしていますが、香りが引き立つほどまで炒めます。ごま油を使えば風味がよくなります。
③とき卵をさーっと入れて、全体によく絡めてゆきます。
塩分は不要です。お漬物がもつ塩分だけで十分に味が整っています。
塩辛さを感じたら、何かほかの具材で増量して味を整えなおします。④たとえば、かつお節をトッピングすれば風味よくなります
特にきまりごとはないので、好みで色々トッピングして楽しみましょう。
飛騨高山 よしま農園
すっぱい、苦い白菜漬け・・・食べても大丈夫?
レシピでは「乳酸発酵がすこし進みすぎたような、スッパくなった白菜漬けくらいがちょうどよい」とありますが、私が使った白菜漬けはだいぶ発酵が進みすぎていました。
酸味が強いのはもちろん、苦みも感じるくらいの発酵具合でした。
「苦い白菜漬けって食べて大丈夫なの?」と思いましたが、ネットで調べたら
Q4.漬けた白菜が苦いのですが、なぜですか。
厚生産業株式会社 【Q&A】白菜漬について
温度が高く、発酵が進みすぎると苦味が出てしまうことがあります。美味しく食べられない場合は、調理してお召しあがりください。
また、旬(12月~2月)から外れた白菜になかには、アクがあり白菜自体が苦いものがあります。この白菜自体がもともと苦い場合は、漬物にすると余分な水分抜いて白菜の味を凝縮するため、余計に苦味が増してしまいます。
とあり、そのままごはんのお供としても食べたのですが大丈夫でした。
作っていきます
①ごま油で白菜を炒めていきます。
②漬物の酸味が感じられ、うっすら焼き目がつくくらいまで炒めたら溶き卵を加えます。
③お皿にうつし、鰹節をのせて完成です。鰹節の量はお好みですが、私は多めが好きなのでどっさりと。
漬物ステーキは簡単でおいしい!
できあがった漬物ステーキを食べてみると、酸味や苦みが和らぎ、たまごのまろやかさも加わってやさしい味がしました。
漬物の塩分に鰹節の風味があわさることで調味料がなくてもおいしく、ごはんとの相性もよかったです。
漬物ステーキは簡単な工程で作ることができるおいしい料理でした。
発酵が進みすぎた漬物というと鍋にするしか活用方法を知らなかったのですが、新たな食べ方を知ることができました。
漬物が漬かりすぎてしまって困っている方、漬物ステーキに興味はあるけどちょっと躊躇している方はぜひ作ってみてください!