「誤飲・誤食に注意!」
これは、私が私自身に常に言い聞かせていることです。
なぜなら、我が家の愛犬ふぅは何でも食べる犬だからです。
「なぜそんなものを・・・」と思うのが飼い主としての本音ですが、これまで様々なものを食べられてきた体験を書いていきます。
犬は何でも食べる?
犬は興味のあるもののにおいをかぎ、口に入れてみて確認すると言われています。
全ての犬が何でも口に入れるかと言われたら個体差があるとは思うのですが、我が家の愛犬ふぅは「何でも口に入れる犬」です。
そもそも食べ物しか食べない犬、「出して(離して)」と言えば素直に口から出してくれる犬と暮らしている方は想像できないかもしれませんが、飼い主の想像を超える物まで口に入れてしまうのです。
ふぅは体重が3.4㎏ほどの超小型犬ですが、「うん十倍の大きさの人間でものみ込めないよね?」というものまで小さな体でのみ込んでしまうのです。
こんなもの食べました
今までどんなものを食べてきたかというと・・・
- 石
- 注射後に自分の足にまかれた綿、テープ
- ティッシュ1枚
- キッチンペーパー4分の1
- トイレシート
- 紙類
- 耳栓
- 糸くず
- 布
- ほこり
- 小さなごみ
- 髪の毛
- 自分の毛(ふぅ自身の毛)
- 吐き捨てられたガム
- 落としてしまったチョコレートケーキ
- 洗濯用漂白剤粉末
「まぁそれくらいなら・・・」と思う物からヒヤッとするものまであります。
超小型犬という体の大きさからすると、ティッシュやキッチンペーパーや耳栓などの固形物はどこかで詰まってしまったら命にかかわりますし、漂白剤は体への影響を考えると恐怖でしかありませんでした。
誤飲・誤食してしまった時どうしたか?
誤飲・誤食してしまった物にもよりますが、私は真っ先にかかりつけ動物病院に相談することを考えました。
ほこりや小さなごみ程度であればうんちと一緒に出てくると思うのでそこまで心配はいらないと思います。
しかし、石、ペーパー類、耳栓など体内で消化されない物の場合は動物病院に相談しました。
誤飲した直後であれば、動物病院で催吐処置をしてもらうと吐き出させることができる場合があります。
ただ、この催吐処置は誤食したものが胃の中にあれば吐き出させることができますが、腸の方まで進んでしまった場合は吐き出させることができません。
私は誤食直後のキッチンペーパーは吐き出させることができましたが、誤食から2時間後のティッシュペーパーは吐き出させることができなかった経験があります。
だから、できるだけ早く動物病院に相談したほうがいいです。
こういう緊急事態が起きる時ってなぜかかかりつけ動物病院の開院前だったり休診日だったりすることがあるのですが、そういう時は診察している動物病院に事情を話して指示を仰ぐのも手段です。
誤飲・誤食を防ぐためにどうするか?
ふぅは何でも口に食べる犬で、さらに「これは私の物!!」と思ったら絶対に離さない犬です。
「取り上げられそう・・・」という気配を察知したら唸って威嚇し本気で噛みにきますし、「取り上げられる!!」と思ったら急いでのみ込むのです。
この場合、誤飲・誤食を防ぐためにできることは「環境を整える」ことです。
つまり、口に入れそうなものを手や口が届くところに置かないようにします。
そして、ふぅが自由に歩けるところにあるゴミ箱はふた付きのものに替えました。
スイングタイプはゴミ箱を倒されるとゴミがこぼれてしまう可能性があるので、ワンプッシュタイプのものにしました。
ただ、どんなに気をつけていても「うっかり」があるのも人間です。
隅々まで掃除機をかけたつもりでもどこかからほこりが出てきて、ちゃんと捨てたつもりでゴミ箱の脇にティッシュが落ちていたり、草の中に吐き捨てられたガムが見えなかったり、チョコレートケーキがフォークから落ちてしまったり・・・。
それでも、できる限り環境を整えて、飼い主が気をつけるしかないのです。
できることをする、気をつけることが最大の防止策
本当は、こんなにも犬に誤食をさせてしまっていること、飼い主としては恥ずかしいんです。
ふぅのことをブログで書けば書くほど、自分の愛犬もまともに扱えない「ポンコツ飼い主っぷり」がどんどん出てきてしまう・・・。
そんな自分に絶望しつつも、飼い主がポンコツだろうとポンコツなりに愛犬を守らなければいけないのには変わりありません。(本当は、しっかりした飼い主に守ってもらうのが一番いいということはわかっています。)
誤食は、ものによっては体内で詰まらせて命にかかわることもありますし、物質によっては低血糖や溶血などを起こすものもあります。
考えたくないけれど、農薬や毒が仕込まれたフードがまかれていたという事件もあります。
散歩に行けばふぅと一緒に(時にふぅより前のめりで)草の中をのぞき込むし、そんな姿を通行人に不思議そうな目で見られようと・・・気にしません。
できることをする、気をつけることが最大の防止策です。