先日、炊飯器を買い換えました。
Panasonicの圧力IH炊飯ジャーSR-NA102を購入したのですが、結論から言うと「買ってよかった!」の一言です。
「ごはんは柔らかい?」「おいしく炊ける?」「お手入れはめんどくさくない?」「コンパクトっていうけど本当?」などについて、実際に使ってみた感想を書いていきます。
圧力IH炊飯ジャーSR-NA102とは?
圧力IH炊飯ジャーSR-NA102は、2022年9月に発売された5合炊きの炊飯器です。
自動調理、手動調理、無水調理、低温調理の4つの調理機能が付いています。
5合炊きでありながらPanasonic圧力IHジャー炊飯器史上最小設置面積を実現し、使いやすさとデザイン性を両立しました。(同社の3合炊き炊飯器(SR-JX058)よりも小さい設置面積なのだそう。)
圧力炊飯
加圧して100℃以上の高温で加熱することによってお米を芯まで糊化。ふっくらおいしいごはんに炊き上がります。
また、十分に加熱することで、冷めてもかたくなりにくいごはんに炊き上げます。
内釜には、羽釡の発熱性と竈(かまど)の蓄熱性を兼ね備えた「ダイヤモンド竈釜」を採用しており、一粒一粒お米の芯まで熱を伝えます。
調理機能
調理機能は自動調理、手動調理、無水調理、低温調理の4つです。
コースを設定し、スタートボタンを押すだけの「自動調理」では、カレー、スープ、肉じゃが、煮豚、ケーキなど。
時間を設定して好みのレシピを調理できる「手動調理」では、ナポリタンやスパニッシュオムレツなど。
素材の水分を活かしたヘルシーでおいしい「無水調理」では温野菜、肉がパサつきにくい温度帯を維持しておいしく仕上げる「低温調理」ではローストビーフなどが作れます。
お手入れ
使用後のお手入れは、ワンタッチふた加熱板と内釜の2つ。
ワンタッチふた加熱板は食洗器でも洗え、本体は凹凸が少ない構造なのでサッと拭けます。
においが気になるときは圧力お手入れ機能でクリーニングできます。
参考 Panasonic 圧力IHジャー炊飯器 SR-NA102
Panasonic圧力IH炊飯ジャーSR-NA102で炊いたごはんはおいしい?
まず、かためでさっぱりしたごはんが炊きあがります。
圧力IH炊飯器というと一般的にはもっちりやわらかめの炊きあがりと言われているので、かために炊きあがるのは珍しいと思いました。
そして、ごはんを食べて私が一番驚いたのは「お米ってこんなに味あったっけ???」ということ。
いつもと同じお米(秋田県産あきたこまち)で炊いたのにお米そのものの味の濃さを感じました。
しっかりと粒感を感じるかたさなので噛めば噛むほどに甘みも出てきます。
ごはんだけでもおいしい、ごはんそのものを楽しみたい味。
シンプルにお漬物と食べるのもとてもおいしかったです。
もちろんおかずと一緒に楽しむこともできます。
残ったごはんを冷凍し、後日食べた時もおいしかったです。
タッチパネルは感度がよすぎる?誤操作は?
タッチパネルは感度がいいです。
ちょっと触れてしまっただけで反応するので私も誤操作してしまったことがあります。
しかし、これに関しては感度が悪くてタッチパネルが反応しないと困りものですが、感度がいい分にはちょっと気をつけるようにすればよいのではないかと思います。
タッチパネルが反応すると音がするので、誤って触れてしまったとしても気づきやすいと思います。
圧力IHって・・・炊飯中の音は大きい?うるさい?
私は毎日1合のお米を炊いているのですが、炊飯中の音は静かだと思います。
「圧力」というとガスコンロで使う圧力鍋をイメージしてしまって、シュッシュッシュッシューという大きな音がするのではないかと思っていたのですが、圧力鍋とは全く違いました。
テレビもついていないような静かな状況では炊飯中の音は聞こえますが、聞こえるといってもシューとかジーといった小さな音です。
テレビや車などの音がしている状況であれば、「周囲の音に紛れてしまうのではないかな・・・?」というくらいの音の大きさです。
ただ・・・2合のお米を炊いたらちょっと音が大きくなり、テレビをつけていても「あ、ごはん炊けてるな」とわかるようになりました。
それでも「テレビの音がかき消される!」とか「うるさすぎてストレス!」というほどの大きさではないので、普通に生活している分には気にならないと思います。
ごはんにプラスチックのにおいがつくって本当?
一番初めにごはんを炊いたとき、炊飯中においしそうなごはんのにおいではなく、プラスチックというか新しい家電のにおいがして「え?大丈夫かな?」と思いました。
恐る恐るごはんを食べたのですが、ごはんにプラスチックや新しい家電のにおいがうつるということはありませんでした。
おいしいごはんに炊きあがっていました。
使っているうちに新しい家電のにおいはやわらいでいき、1~2週間で炊飯中にもおいしそうなごはんのにおいがするようになりました。
コンパクトと言うけれど・・・サイズ感は?
SR-NA102は、5合炊きでありながらPanasonic圧力IHジャー炊飯器史上最小設置面積というコンパクトさにも特徴があります。
本体サイズは幅25.5㎝×奥行27.3㎝×高さ23.3㎝cm、重さ4.4kgです。
5.5合炊き炊飯器だと奥行38~39㎝という炊飯器もあるので、サイズを見ただけでもコンパクトさが伝わります。
私は炊飯器を幅30㎝×奥行31㎝の可動棚に置いているのですが、ふたを全開にしても棚に当たらないサイズは魅力的でした。(可動棚全体のサイズは幅30㎝×奥行43.5㎝だが、接合部分があるので引き出せるのは奥行31㎝までとなる。)
ここが惜しい・・・SR-NA102のデメリットは?
私は「SR-NA102を買って本当によかった!」と思っているのですが、「ここが惜しいな・・・」と感じているポイントが4つあります。
1つめは、「取消/切」を押しても液晶の時刻表示は消えないこと。
わずかだとは思うのですが、「電気代がもったいないな・・・」と思ってしまいます。
2つめは、ワンタッチふた加熱板と内釜をつけなければふたが閉じないこと。
ワンタッチふた加熱板と内釜を洗って乾燥している間はふたが閉められないので、「ほこりとか入らないかな~・・・?」と気になります。
3つめは、ふたを閉じなければボタンが押せないこと。
これは天面にボタンがあることを考えると「ふた開いた状態でボタン押します?」と自分に突っ込みたくもなるのですが、一番面倒だと思ったのは保温を切り忘れてワンタッチふた加熱板と内釜を外してしまった時です。
保温を切るためにはワンタッチふた加熱板と内釜をつけ直して、ふたをしめて保温を切らなければいけないのです。
可能であれば、ワンタッチふた加熱板と内釜がついていなくてもふたを閉じることができて、ふたがあいていてもボタンを押せるとさらに便利だと思いました。
4つめは、ボタンを押してふたを開けても全開にはならないこと。
ごはんをよそう分には全開しなくても問題ないのですが、内釜をセットしたり外すには全開する必要があります。
その時は、手動でちょっと開けなければいけないのが手間・・・です。
実際にSR-NA102を使ってみて感じたデメリットをあげてみましたが、どれも使い方に慣れてしまえば気にならなくなる程度のものかなと思います。
Panasonic圧力IH炊飯ジャーSR-NA102はおすすめ!
Panasonic圧力IH炊飯ジャーSR-NA102はおすすめの炊飯器です。
しっかりとした粒感を感じたいごはんが好きな方には特におすすめできる炊飯器だと思います。
そして、調理機能でいろいろな料理も楽しめます。
実は、このSR-NA102を買うまでに半年ほど「どの炊飯器を買おうか?」と悩んでいました。
「安い炊飯器と電気圧力鍋を買おうか?置き場所もないし、調理機能の付いた炊飯器を買おうか?いや、調理機能なんていらない?」と、ずっと答えが出ませんでした。
なぜ、今回このSR-NA102の購入を決めたかというと・・・。
やっぱり煮込み料理をしている時にコンロから離れられるって楽なんです。
例えば、私は豚の角煮を作るときに大根と半熟卵を入れるので、豚と大根は炊飯器で柔らかくして鍋に移し替え、味を調えて冷ましてから半熟卵を追加して味をしみこませます。
電気圧力鍋は最初から最後までほったらかしで料理が完成するのが最大のメリットだと思うのですが、私は自分のレシピ(と言うほどのものでもないが)にこだわるとそのメリットを最大限には生かせないだろうな・・・と思ったのです。
それであれば、炊飯器に調理機能がついていることがベストかなと思いました。
キッチンも一般的な大きさで、これ以上家電を置くスペースを確保するのも難しかったのです。
色々なことを考えていると、家電1つ買うのも大変ですよね。
私は半年かけて「これだ!」と思えるものを見つけ、時間はかかったけれどいい買い物ができました。
「電気圧力鍋があるからおいしいごはんが炊ければ十分!」や「料理は全部コンロで作るからごはんが炊ければいい!」という方には、調理機能のついていない「圧力IHジャー炊飯器 SR-NB102」がおすすめです。
私が買った調理機能付き↓
調理機能がないものはこちら↓