犬がいると置き型駆除剤は置けない?ゴキブリ対策は?

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私は虫が苦手です。

できれば見たくもない。

虫の中でもやっぱりゴキブリ(以下、G)は別格です。

「置き型駆除剤を置きたい。」と思いつつも「ふぅの誤食とイタズラが怖いなぁ・・・置けるわけないよなぁ・・・。」と5年間諦めてきました。

でも、1年前からブラックキャップを置いています。

そして、誤食やイタズラ等もなく設置から1年過ぎたので、今回は我が家のブラックキャップの置き方について書いていこうと思います。

我が家の愛犬ふぅは、体重約3㎏の超小型犬です。

中型犬以上のわんちゃんやねこちゃんがいる家庭ではそのまま「採用!」とはならないかもしれませんが、少しでも参考になればうれしいです。

ブラックキャップ、ブックエンド、マスキングテープ、両面テープの写真

ブラックキャップの置き方にちょっと工夫

犬の誤食やイタズラを防ぐため少しだけ手を加えていきます。

家の間取りを作る

ブラックキャップを置いた場所をメモするために家の間取り・家具の配置図を作ります。

どこに置いたのかをメモできればいいので簡単で大丈夫です。

置いた場所をメモすることで「置いたはずなのにない・・・!」を防ぐことができます。

「もしかして・・・食べた?」と顔面蒼白になるのも防ぎます。

ブラックキャップの準備

必要なものは、ブラックキャップ、ブックエンド、両面テープ、セロハンテープ、マスキングテープです。

ブックエンド、両面テープ、マスキングテープは100円均一で購入しました。

作業はとても簡単です。

1.ブックエンドにマスキングテープを貼る。

ブックエンドにマスキングテープを貼る写真

2.ブラックキャップに両面テープまたはセロハンテープを貼る。

ブラックキャップに両面テープかセロハンテープを貼る写真

3.ブックエンドのマスキングテープを貼ったところに、ブラックキャップを貼りつける。

ブックエンドにブラックキャップを貼り付ける写真

これで準備は完了です。

このように貼り付ければ、床に置くのと同じように設置できます。

床に置く場合の貼り付け方

スキマ用を背面に貼り付ければ、壁とのわずかな隙間にも設置できます。

壁面に設置する場合の貼り付け方
壁面に設置する場合の例

ブラックキャップをブックエンドに貼り付けることによって、ブラックキャップの位置が分かりやすくなります。

ブックエンドを使用することで、床や壁に直接マスキングテープを貼らなくて済みます。

ブラックキャップは、ドーム型(通常のブラックキャップ)、スキマ用、屋外用の3種類があります。

家の中で使うのはドーム型かスキマ用なのですが、この2つは底面の構造が異なります。

ドーム型は底面全体がややへこんだ構造で、スキマ用は平らに近い構造になっています。

そのため、ドーム型は両面テープではうまく接着できず、セロハンテープを輪にして貼り付けたほうが固定できるように思いました。

スキマ用は両面テープで接着できるので、ブラックキャップの形にこだわりがなければスキマ用の方が扱いやすいかもしれません。

ブラックキャップ裏面の写真
左;スキマ用。平らな面が多い。 右;通常のドーム型。へこんでいる部分が多い。
ブラックキャップ裏面に両面テープ、セロハンテープを貼り付けた写真
通常のドーム型では両面テープでうまく接着できず、輪にしたセロハンテープを使った方がうまく固定できた。

ブラックキャップの置き方

あとはブラックキャップを置いていくのですが、できるだけ家具や物の陰に置いていきます。

犬が簡単には手出しできないように、念には念を入れてイタズラ防止に注意し置いていきます。

家具や物の陰に置くことで、犬が簡単にブラックキャップに触れることができないようにします。

例えば、ふぅが簡単には動かせないであろう結構重い無香空間の奥とか。

ブラックキャップの隠し方(重みのある物の奥に置く)
実際に置いているブラックキャップの写真

ハンガーラックの奥にブラックキャップを置き、その手前にかごを置いてみたり。

壁際に置いたブラックキャップ
物でブラックキャップを隠す

テレビ台の奥に置き、マガジンラックやヨガポールで隠したり。

家具の奥に置いたブラックキャップ
家具でブラックキャップを隠す

ふぅは入り込めない空間とか。

犬が入り込めないところに置いたブラックキャップ

以前、チビGが逃げ込もうとしたケージの奥とか。

ブックエンドの背面の下の方にブラックキャップを貼り付け、壁の巾木との間に挟まるように設置しています。

ケージがブックエンドに乗っているので重りにもなっており、ケージの枠(穴のあいた紺色のカバーがかかっている部分)の高さもあるので、ふぅは触れられないようになっています。

ふぅはたまにこのケージに入っていますが、ブラックキャップのにおいをかいだり前足でチョイチョイしたりと興味を示している様子はありません。

壁とケージの間においたブラックキャップ

カラーボックスの棚の中とか。

カラーボックスの中においたブラックキャップ

クローゼットの中の防災備品と壁の間とか。

クローゼットの中に置いたブラックキャップ

屋外は?

私はベランダと玄関前には屋外用のブラックキャップを置いています。

ブラックキャップ屋外用は固定用テープがついているので、置きたいところにマスキングテープを貼り、そこにブラックキャップを貼り付けています。

ベランダは雨水が流れくる柱(?)やゴミ箱の脇に貼り付けています。

以前、ゴミ箱のそばでチビGが死んでいました。

ベランダにも出没しているようですし、侵入される可能性もあるので対策は必要だと思いました。

ベランダはふぅは自由に立ち入れる場所ではないので、隠したりはせず貼り付けているだけです。

ベランダの柱に設置したブラックキャップ
ベランダのゴミ箱に貼り付けたブラックキャップ

ブラックキャップは何個置く?

「ブラックキャップ何個置こう?」というのは、実は結構迷いました。

公式サイトには

台所の隅や流しの下など、ゴキブリの生息する場所に10㎡あたり1~2個置いてください。

アース製薬 ブラックキャップ

一度に1箱(12個)全部お使いいただくとより効果的です。

アース製薬 ブラックキャップ

【効果的な置き場所】

・引き出しの中
・鉢植えのそば
・冷蔵庫の下
・棚の中
・流しの下
・台所の隅

アース製薬 ブラックキャップ

とあるのですが、我が家は「Gの生息する場所」を特定できていませんでした。

これは私の推測ですが、おそらく我が家に出たGはたまたま外から入ってきてしまったものだと思われます。

そうすると、Gが通りそうなところに置いていくしかないのですが、我が家の場合は規定量通りに置いていくと狭い部屋は1個になってしまいます。

「もしGがこの部屋に迷い込んだとして、1個だと遭遇する確率が低すぎないか・・・?」と思ったので、クローゼットの中などGが潜みそうな場所に2~3個置きました。

ブラックキャップを何個置くかは家の大きさ、部屋の広さによっても変わってくると思うのですが、迷い込んだGにはもれなくブラックキャップに遭遇してもらわないと困るので、我が家は多めに置いています。

ちなみに、私は「Gを引き寄せる薬剤というと、Gが大量に寄ってきてしまうのでは・・・?」と心配に思ったりもしたのですが、公式サイトにこう記載がありました。

外や隣家からゴキブリを誘引することはないですか?


ありません。

離れても、薬剤から半径1~2m程度です。

アース製薬 ブラックキャップ

「離れても、薬剤から半径1~2ⅿ程度・・・」という意味がちょっとよく分からないのですが、ブラックキャップから半径1~2ⅿの範囲にいるGを引き寄せる効果があるということではないかと解釈しています。

ブラックキャップって・・・本当に安全?

今回、ふぅがいるけれどもブラックキャップを置くにあたり、改めてブラックキャップについて調べてみると成分について分かったことがありました。

ブラックキャップの成分フィプロニル

ブラックキャップだけでなく置き型駆除剤は「毒餌」とも言われているようにGを殺す成分を含んでいます。

「Gを殺す餌」というとなんだかとても危険な成分を含んでいそうですよね?

それを口にしたら、虫だけでなく全ての生き物が死んでしまいそうなイメージがあります。

しかし、調べてみるとブラックキャップの成分であるフィプロニルは、犬や猫の背中にたらしてノミ・マダニを駆除する薬にも配合されていることがわかりました。

その1つにフロントラインがあるのですが、公式サイトのQ&Aには

効果が強いと安全性が心配だけど…?

フロントラインの成分は、ノミやマダニ等の中枢神経に作用する成分です。犬や猫、人などのほ乳類には安全性が高く安心です。

フロントラインプラスFAQ

とあります。

また、アース製薬のブラックキャップに関する製品Q&Aにも

子供が容器を触っていた(なめてしまった)のですが、大丈夫?ペットが食べてしまったのですが、大丈夫?

以下を参考に対処ください。

<容器を触ったり、なめてしまった場合>

容器を触ったり、なめた程度であれば問題ありません。
有効成分のフィプロニルは非常に微量であり、また、それ以外の配合成分は、小麦粉など食品に用いられるものや食品添加物に類するものですので、なめた程度であれば問題はありません。また、誤食防止として、安息香酸デナトニウム(口に入れた瞬間に非常に苦味を感じ、口に入れておくことができない)を混ぜているため、大量に摂取することはないものと思われます。

<食べてしまった場合>

食べてしまった場合は、次のように対処ください。
・食べた量が1~2個の場合・・・牛乳や水を飲ませて、そのまま様子を見てください。
・食べた量が3個以上の場合・・・牛乳や水を飲ませて、念のため、本製品がフィプロニルを含有する製剤であることを医師または獣医師に告げて、診療を受けてください。

アース製薬 ブラックキャップに関する製品Q&A

とあります。

ブラックキャップはもちろん食べないに越したことはないのですが、万が一犬が食べてしまった場合には対処法があることを覚えておくと安心です。

犬がいるのにブラックキャップを置いた理由

ブラックキャップは犬や人には安全といっても、虫を殺す成分を含んでいることを考えると置かずに済むなら置かない方が安心と感じてしまう・・・というのが本音です。

成分自体は安全性が高いといっても容器はプラスチックですし、犬が飲みこんだらと考えるとやっぱり心配になってしまいます。

それなのに、なぜ今回ブラックキャップを置くことにしたかというと、「Gが出たらゴキジェット」よりも「Gが出ないようにブラックキャップ」の方が私たちにはあっていると思ったからです。

Gが出たときに人が2人いれば、1人がふぅの安全を確保、もう1人がGをゴキジェットで駆除と役割分担ができます。

我が家も過去にGが出たときは、夫がいた時だったのでこのように対処しました。

しかし、私が不安に思ったのは「私とふぅだけの時にGが出たら・・・?」ということ。

虫が苦手な人ならわかっていただけると思うのですが、私はGを駆除することすら怖いんです、見ただけでパニック・・・。

その状況で、ふぅの安全を確保しながら1人でゴキジェットでGを駆除するなんて無理だと思いました。

「Gにパニックになった飼い主がゴキジェット片手にGを追いかけて、パニックになっている飼い主にパニックになって動き回る愛犬にゴキジェット噴射しちゃった・・・!」という光景が簡単に想像できてしまうのです、私の場合は。

これを避けるには、ブラックキャップを置いてできるだけGの出現を防ぐことが一番いいと思ったのです。

そして、「ふぅの誤食やイタズラをできる限り防ぐ、ブラックキャップを置くには?」と考えたのが今回の方法です。

「物の陰に置くのであれば、わざわざブックエンドに貼り付ける必要はないのでは?」とも思うのですが、ふぅは「静かだな・・・?と思うとロクなことをしていないイタズラっ子。なんでも食べる犬。」なのです。

ふぅの誤食・イタズラ対策は二重、三重にもしておかないと・・・気が抜けないのです。

そして、ブラックキャップの効果はというと、この1年で死んだGを2回見たきりなので効果を発揮していると思います。

ブラックキャップを置く以外にも、生ごみは放置しない、缶詰の空き缶は洗う、ゴミはこまめに処分するなど気をつけています。

気をつけていてもどこかから入ってきてしまうG、姿を見なくても済むように予防的な対策ができると安心感があります。