愛犬のやんちゃっぷりに参っていませんか?
ふぅが小さい頃の私は完全に参っていました。
家や物が壊され、体のあちこち噛まれ流血する毎日に「犬っていつ頃落ち着くんだろう・・・?」とよく調べていました。
1歳頃、つまり体の成長が終わり成犬になる頃には精神的にも落ち着くという意見がある一方、3歳とか5歳なんて意見も・・・。
当時は苦難の日々でしたが、あっという間に時間は過ぎて、今振り返ってみると「ふぅも落ち着いたなぁ。」と感じるようになったのは4歳頃・・・いや、5歳直前の4歳でした。遅いほうです。
犬にも性格や個体差があるので、いつ落ち着くのかは過去のことになって初めてわかることです。
「そういえば落ち着いたなぁ」と感じる日は来ます。いや、たぶん来ると思います。
犬の年齢を人間の年齢に換算すると?
犬と一緒に暮らしていると人間年齢換算表を見ることがありますよね。
私は、犬が落ち着く年齢についてもこの人間年齢換算表がヒントになると思っています。
ふぅに落ち着きを感じた後ですが、犬と人間の年齢、精神年齢を考えてみたら腑に落ちたのです。
年齢換算表
アイペット損害保険株式会社 犬の年齢は人間に換算すると何歳?長生きするためにできること
犬 人間 ライフステージ 1か月 1歳 子犬 3か月 5歳 6か月 9歳 9か月 13歳 1年 16歳 成犬 2年 24歳 3年 28歳 4年 32歳 5年 36歳 6年 40歳 7年 44歳 高齢犬 8年 48歳 9年 52歳 10年 56歳 11年 60歳 12年 64歳 13年 68歳 14年 72歳 15年 76歳 16年 80歳 17年 84歳 18年 88歳 19年 92歳 20年 96歳
犬が落ち着くのは1歳?3歳?5歳?
愛犬ふぅは今7歳なのですが、「そういえば、ふぅもだいぶまるくなったなぁ。落ち着いたなぁ。」と感じ始めたときがありました。
それが、4~5歳の頃でした。
この犬の4~5歳という年齢を、人間の年齢や「その年齢の時自分や周りの同年代の人ってどんな感じだったっけ?」という記憶にあてはめてみると、5歳頃に落ち着きを感じたことが腑に落ちたのです。
※「その年齢の時自分や周りの同年代の人ってどんな感じだったっけ?」という部分については、私自身は、私や周りの人はごくごく普通の人間というか発達段階を経たと思っています。もっとしっかりした人とか若いうちから落ち着いていた人もいると思いますが、ここではあくまで私の記憶をもとに書いていきます。
犬の1歳=人間の16歳
犬は1歳頃、体の成長が終わり成犬になる頃には精神的にも落ち着くという話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
犬の1歳は人間年齢に換算すると16歳です。
人間の16歳は高校生くらい、友達や恋人がいて、キャッキャしている頃だと思います。
私が高校の頃の国語の先生は、よく生徒のことを「箸が転んでもおかしい年頃ですからね~」と言っていました。
それくらい些細なこともおもしろおかしくてキャッキャしているように大人の目には映ったんだと思います。
その反面、ルールに縛られることに窮屈さを感じたり、大人への不信感というか何とも言い表せない複雑な感情を抱えていたりしますよね。反抗期だったりもします。
おそらく多くの人が「落ち着く」とは程遠い頃なのではないかと思います。
犬がこれくらいの発達段階にいると考えると、1歳で精神的に落ち着くというのはかなり早いほうだと思います。
体の成長が終わって成犬になったら落ち着くかというとそうではなく、まだまだやんちゃ盛りの犬が多いのではないかと思います。
犬の3歳=人間の28歳
犬の3歳は人間に換算すると28歳です。
28歳は、社会人としての経験もちょっと積み重なってきたころです。
色々な経験をする中で学生の頃とは違う価値観や考えを持つようになります。
精神的には落ち着いた面もありつつ、まだまだ若いというか未熟さも残っています。
私だけじゃないと思いたいんですが、20代の頃は自分では精神的にも大人のつもりでも、考え方に偏りがあったり、人への配慮が足りなかったり、余裕がなかったり・・・と、40歳目前の今の私からすれば「いや、精神的には20歳の頃とそんなに変わってなかったよね・・・」と思ってしまいます。
おそらく犬も人間と同じで、ある日突然落ち着くのではなく、若さや未熟さと落ち着きが混在する期間を経て落ち着きに向かっていく頃だと思います。
犬の5歳=人間の36歳
犬の5歳は人間に換算すると36歳です。
人間は30代後半ともなると、どんな人生を生きているかは人によって異なりますよね。
独身の人もいれば、結婚している人もいる、子供がいる人もいる。
仕事を頑張っている人もいれば、家庭を大切にしている人、両立している人もいる。
同じ年代でも全く異なる生活を送っています。
若い頃は「同じ」がいいことや安心感につながっていましたが、この年代になると人と違う環境や人生を受け入れていく年代なのではないかと思います。
いい意味で諦めることを知り、いい意味で力が抜け、若いころにはなかった経験を経て精神的な落ち着きを感じ始める年代だと思います。
まとめ~犬が落ち着くときはくる~
犬と人間を完全に同じ生き物として考えるのは無理がありますが、犬も人間も様々な経験を通して、時間をかけて徐々に精神的に落ち着いていくのだと思います。
これはふぅの場合ですが、落ち着くといっても吠える、噛む、イタズラする・・・という行動が全くなくなるわけではありません。
角が取れた、加減を知る、頻度が減る・・・といったイメージです。
あり余るエネルギーのやんちゃの渦中にいる時は「いつ落ち着くんだ・・・」とその日を待ちわびていましたが、ふぅと静かな毎日を送れるようになった今はあの苦難の日々が懐かしく思えてしまいます。
寂しさすら感じます。
あの時に戻りたいかと言われたら戻りたくはないし、新たに犬を迎えたい気持ちはあるものの、またあんな思いをするのかと思うとトラウマのような感情が強すぎてなかなか踏み出せませんが。
やんちゃな犬も落ち着く日は来ます。嵐のような日々が過ぎ去った後にしか気づけませんが、犬が落ち着き始める時というのは来ます。
愛犬はかわいいけれど、やんちゃさが辛いときはちょっと距離を置くのも1つの手段です。
長く一緒に暮らしていくからこそ「やり過ごす」気持ちも必要です。