ブログを始めたらGoogleアドセンス合格は目標の1つですよね。
私もそうでした。
私は数年前に他のブログでアドセンスに合格したことがあるのですが、「同じ感じでいけば大丈夫でしょう♪」と思っていました。
しかし、「アドセンスの審査は年々厳しくなっている」という噂の通り「有用性の低いコンテンツ」で7回審査に落ちました。
アドセンスは詳しい不合格理由は教えてくれないので、自分で何がダメなのか考えて改善していかなければいけません。
初めの数回は改善点が見つかるのですが、だんだんとどこを改善したらいいのかすら分からなくなってしまいました。(これが辛いとことですよね。)
「受かる気がしない。できることは全てやったはずなのに・・・もう何をしたらいいのか分からない。」と思っていたところ、ダメもとで8回目の審査を申請したらなんと・・・合格!
「有用性の低いコンテンツ」という不合格理由に対しては、やっぱり「独自性」や「質の高い」記事を目指すしかないということがわかりました。
今回は不合格だった7回と合格した8回目について思うことを書いていきたいと思います。
審査申請状況や不合格理由など
正直なところ、私は1回ごとの記事数、PV数、改善した点などの正確なデータはとっていません。
詳細な検証して審査にのぞまれてきた方たちには本当に尊敬しかないのですが、私はズボラというか大ざっぱというか・・・そんな私でも受かっているということを知っておいていただければと思います。
次の表は審査回数、審査結果メール受信日、結果、不合格のときの理由をまとめたものです。
申請回数 | 審査結果メール受信日 | 結果 | 理由 |
1回目 | 2023/3/4 | 不合格 | ポリシー違反(有用性の低いコンテンツ) |
2回目 | 2023/4/22 | 不合格 | ポリシー違反(有用性の低いコンテンツ) |
3回目 | 2023/6/25 | 不合格 | ポリシー違反(有用性の低いコンテンツ) |
4回目 | 2023/7/15 | 不合格 | ポリシー違反(有用性の低いコンテンツ) |
5回目 | 2023/8/24 | 不合格 | ポリシー違反(有用性の低いコンテンツ) |
6回目 | 2023/9/4 | 不合格 | ポリシー違反(有用性の低いコンテンツ) |
7回目 | 2023/10/24 | 不合格 | ポリシー違反(有用性の低いコンテンツ) |
8回目 | 2023/11/5 | 合格 |
審査申請した間隔
審査申請した正確な日付は分からないのですが、毎回審査申請してから結果メールを受信するまでに数日かかっていたので、そこから逆算するとだいたい2週間~2か月に1回申請していたことがわかります。
前半は改善点を必死に探していたので時間がかかったりしたのですが、後半は改善点がわからないという状況に陥ってモチベーションが0近くになってしまって審査申請から遠のいてしまったりしました。
ちなみに、6回目くらいからでしょうか、「サイトの審査のリクエスト回数が上限に達したため、まだサイトの再審査をリクエストできません。〇月〇日以降にもう一度お試し下さい。」と表示されるようになり、期間をあけないと審査申請すらできなくなりました。
改善点が多数あるときに時間的猶予を与えられるのはありがたいですが、「もうどこをどう改善したらいいのか・・・」と途方に暮れ始めている時に時間があるのってちょっと辛くなります。
上限回数を超えると一定期間審査申請できなくなるのは時間がもったいないです。
私は初めの頃は「これがダメなのかな?」と1か所修正して審査申請していたのですが、不合格理由をはっきりさせたいと思ったところで審査を受ける側は推測しかできないです・・・。
なので、1回ごとの申請を大事にして、できる対策は全て行ってから審査申請することをおすすめします。
不合格理由は全て「有用性の低いコンテンツ」
私が7回審査に落ちた理由は全て「有用性の低いコンテンツ」でした。
この「有用性の低いコンテンツ」って・・・「あなたの書いていることには価値がありません」と言われているようで一番辛いです。
そして、Googleから通知される不合格理由はこれだけで、「ここがダメなのでこう改善してください」と具体的な不合格理由は教えてもらえないのもアドセンス審査の難しいところですよね。
この、ある意味ものすごくシンプルかつストレートな不合格理由と向き合っていかなければいけません。
私は、記載されているリンクや公式YouTube、アドセンスについて書いているブログを見て改善点を探っていました。
GoogleアナリティクスとGoogle Search Console(グーグルサーチコンソール)
GoogleアナリティクスとGoogle Search Console(グーグルサーチコンソール)は設定済みですが、正直なところ使いこなせていません。
公開した記事が全てインデックスされていると気持ち的にもすっきりしますが、私はアドセンス審査のために記事を削除したり、下書きに戻したり、インデックス削除していたので全ての記事がキレイにインデックスされている状況ではありませんでした。
また、審査中に記事を更新した場合、すぐにインデックスされるとも限らないのでインデックス状況がどの程度アドセンスの審査に影響するのかは正直なところ分からないです。
アドセンス審査に必要といわれている項目など
次の表は、アドセンスを申請するに必要といわれている項目をまとめたものです。
私は不合格後の改善の過程でサイトマップ、グローバルメニュー、フッターメニュー、alt属性を設置したのですが、分かりやすいサイト、ユーザーの操作性という点から初めからあった方がいいと思います。
1~7回目(不合格) | 8回目(合格) | 対策 | |
プライバシーポリシー | 1回目から有 | 有 | 初めから設置する |
プロフィール | 1回目から有 | 有 | 初めから設置する |
お問い合わせ | 1回目から有 | 有 | 初めから設置する |
サイドメニュー | 1回目から有 | 有 | 初めから設置する |
サイトマップ | 途中から設置 | 有 | 初めから設置する |
グローバルメニュー | 途中から設置 | 有 | 初めから設置する |
フッターメニュー | 途中から設置 | 有 | 初めから設置する |
alt属性 | 途中から設置 | 有 | 初めから設置する |
記事数や内容は?
1~7回目不合格
7回目に審査申請した時の記事数は18記事、1記事あたりの文字数は1874~5241文字でした。
内容については、アドセンスの審査にひっかからないようにふんわりしたことを書いていました。
雑記ブログなので愛犬のことを書いたり、資格のことを書いたり、生活のことを書いたりと様々なことを書いていましたが、とにかくあたりさわりのないように書いていました。
少しでもひっかかりそうな記事や表現(YMYL=your money your life)は極力避け、記事を削除したり、下書きに戻したりもしていました。
8回目の合格
8回目に審査申請した時の記事数は21記事、1記事あたりの文字数は変わらずに1874~5241文字でした。
7回目と8回目の審査の間に3記事追加、8回目の審査中に1記事追加しました。
7回落ちたら私の気持ちに大きな変化があったんです。
さすがに「受かる気もしない。もう何をしたらいいのかもさっっっぱり全く分からない。お手上げ。」という気持ちになっていて、「どれだけ頑張っても受からないなら、もうアドセンスは諦めて自分の書きたいことを書こう。ついでに申請するくらいにしよう。」と割り切れてしまったんです。
なので、それからは記事の内容についてもアドセンス審査を意識するのをやめて自分が思ったことを自分の言葉で書くようにしました。
たぶん、この気持ちの変化がよくいわれる『自分の体験を書きましょう』ということにつながったんじゃないかと思います。
『有用性』といわれると、ものすごくタメになることをプロのような文章で書かなきゃいけないと感じてしまいがちですが、自分だけの体験を書くことが独自性の表現になりますし、体験談はどこかの誰かの役に立つと思います。
更新頻度
1~7回目不合格
不合格続きだったときは更新頻度が低かったです。
アドセンスの審査を意識するあまり内容を選びすぎて書くことが思いつきませんでした。
思いつかなかったというより、「あれか書こうかな!」と思っても「アドセンスひっかかるかな・・・」とやめてしまっていたことが多かったかもしれません。
そのため、更新しようと思っていても更新できず、さらに落ちるたびに更新頻度が減っていき、1~2週間に1回くらいになっていたと思います。
記事の削除もしたので、現在公開している記事は実際に書いた記事よりも少ないです。
8回目の合格
7回落ちた後に気持ちが割り切れたというお話をさせていただいたのですが、すると更新頻度も変化しました。
「書きたいことを自分の言葉で書こう」と思ったら、書くことのハードルが下がったんです。
8回目申請する頃には2~3日に1回更新できていました。
確かに、次はいつ更新されるのか分からないブログや放置ブログよりも、数日おきとか週1くらいで更新しているブログの方が人の役にたてる機会は多いと思います。
この更新頻度というのは私も気をつけたいポイントで、日々の生活に追われていたり、書くことに慣れていないとなかなかブログを更新できませんよね。
私もできるだけチリツモで進めてブログを更新していきたいと思っています。
PV数
アドセンス審査にはPV数が必要といわれますが、これは絶対に多くなければいけないというわけではないと思います。
なぜなら、このブログのPV数はそんなに多くないからです。
過去28日間のPV数は1612で、1日あたりにすると57です。
2023年4月からのPV数は8330で、1日あたりにすると37です。
多くないというより少ないですね。
もちろんPV数は少ないより多い方が広告を出している側(Googleや広告主)の収益にプラスに働くことが予想できるので、多い方がいいというのは本当のことだと思います。
けれど、PV数が少ないブログでも審査に受かるということは、必ず多くのPV数が必要というわけではないと思いますし、ブログを始めたばかりの方やまだ書くことが苦手な人でもアドセンス審査に合格できる可能性はあると思います。
アフィリエイト
1~7回目の不合格
不合格続きだった時はアフィリエイト広告を外していました。
「アドセンス審査にアフィリエイト広告は関係ない」という意見のある一方、「審査中はアフィリエイト広告を外した方がいい」という意見も多いですよね。
私は、「アドセンスの審査を受けるのなら他の広告があったら印象よくないかな~?」と思い、外して申請していました。
8回目の合格
これも気持ちが割り切れた流れなのですが、8回目の審査はアフィリエイト広告を貼って申請しました。
そして、合格しました。
たとえ記事内にアフィリエイト広告がなかったとしても、審査する人もそうですが、アドセンスやアフィリエイトを知っている人は商品の感想を書いているブログを見たら「そのうちアフィリエイト広告を貼りそうだな」ってわかると思うんです。
さらに、商品の感想を書いている記事からすぐに購入ページに行けるほうが便利ですよね。
このことから、どんなブログを続けていこうとしているのか素直な姿勢を見せることも大切なのではないかと私は思いました。
アイキャッチ、画像サイズ、alt 属性・・・ブログの見た目など
これも正直なところ私の苦手分野で、画像編集やブログの見た目の完成度はこれから勉強したいと思っているところです。
つまり、見ていただけると分かる通り、見栄えやいい写真やちゃんとした画像などは用意できていません。
アドセンス対策として写真や画像関連でやったことはalt属性を設定してみたこと、ブログの見た目についてはキーカラーを変えたことくらい・・・です。
本当はもっと完成度の高いブログを作りたいけれど、全然追いつけていなくて私自身も「記事の質」「記事の量」と合わせて頑張りたいところです。
なので、ブログの見た目はそこまで凝らなくても大丈夫というのは本当だと思います。
まとめ
私がアドセンス審査に合格して思ったことをまとめます。
- ポリシー違反に気をつける
- 必要といわれている項目は全て用意する
- 改善すべきポイントはアドセンスのページに書いてある
- 「有用性」とはプロ並みの文章、すごく役立つ内容でなくてもいい→自分の体験や思いを書く
- コンソールのインデックス状況はあまり関係ない
- PV数はあまり関係ない
- 更新頻度は高いほうがいい
- アフィリエイト広告は貼っていてもいい
- ブログの完成度はあまり関係ない
もちろん、アドセンス審査に1回で合格する人もいるし、1記事目から完成度の高い記事を書いている人もいます。
けれど、私が今回このブログでアドセンスに受かって思うのは、審査の時点でハイレベルは求めていないと思います。
『有用性の低いコンテンツ』については、多くの方が言っているとおりやはり1番大切なのは「独自性のある質の高い記事を書くこと」だと思います。
それはプロのような完成された文章でめっちゃくちゃ役立つ内容である必要はなく、自分の体験や思ったことを自分の言葉で書いていくことで十分なのではないかと思います。