3~4年前からウオノメに痛みを感じるようになり、ウオノメコロリ絆創膏(一般的にはスピール膏?)を使ってきました。
「そろそろ芯とれたかな?」と思ってウオノメコロリの使用をやめると、しばらくしてまた痛み出す・・・。
奥深くまでウオノメが成長しているようで、ウオノメコロリ絆創膏でちゃんと柔らかくなった皮膚を何度除去しても芯が取れる気配がありません。
そこで、ウオノメコロリ絆創膏と一緒に並んでいるウオノメコロリ液に興味をもち、ウオノメコロリ液を使ってみることにしました。
ウオノメとは
ウオノメは、通常大人の足の裏や趾(ゆび)などにできる、直径5~7mm程の硬い皮膚病変で、歩行や圧迫により激しい痛みを伴うのが特徴です。中心に魚の眼のような芯が見えるので俗にウオノメと呼ばれますが、面白いことに専門用語では“鶏眼(けいがん)”と言います
公益社団法人 日本皮膚科学会
ウオノメコロリ絆創膏とウオノメコロリ液の違いは?
ウオノメコロリ絆創膏の成分は
膏体100g中
サリチル酸50g
添加物として精製ラノリン、エステルガム、ポリブテン、生ゴムを含む
横山製薬株式会社 ウオノメコロリ絆創膏50S
ウオノメコロリ液の成分は
本品100mL中
サリチル酸10g
添加物としてコロジオンYを含む
乳酸10mL
横山製薬株式会社 -液体タイプ-ウオノメコロリ
となっており、皮膚をやわらかくするサリチル酸はウオノメコロリ絆創膏の方が含有率が高くなっています。
ウオノメコロリ絆創膏はテープ、保護パッド、薬剤があらかじめセットになっており、薬剤がウオノメを覆うように貼るだけなので手軽です。
ウオノメコロリ液は薬剤をウオノメに塗ったあと乾かさなければいけませんが、ウオノメが小さい場合は1~2分で乾きます。
そして、ウオノメコロリ液は酸っぱいような薬品臭がするのですが、このにおいが結構強いです・・・。
ウオノメコロリ絆創膏とウオノメコロリ液の使用感はどう違う?
サリチル酸の含有率からすると、ずっと使ってきたウオノメコロリ絆創膏の方が効果がありそうなのですが、それを分かったうえで私がなぜウオノメコロリ液を買ってみたのか・・・それは、パッケージの「がんこな魚の目に」の文字に猛烈にひかれたから。
そして、絆創膏と液で、一体どんなふうに違うのかと・・・体験してみたくなったのです。
あと、我が家には犬がいるので気づかぬうちに絆創膏がはがれて誤食を招いたという事態を避けたくて、使用感が変わらないのであればウオノメコロリ液に乗り換えようと思ったのも・・・あります。
ウオノメの写真も載せますが、決してきれいな写真ではないので見たくない人はここで引き返してください。
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まず、ウオノメコロリ絆創膏を使ったいた時のウオノメの写真がこちらです。
白くなっている部分は皮膚がやわらかくなっていて、その中心の透明の部分がウオノメの芯です。
次に、ウオノメコロリ液を使ったときのウオノメの写真がこちらです。
白い部分がウオノメコロリ液が乾いたあとです。
液が膜となって患部にとどまるのですが、パリッとしています。
この膜をはがしても絆創膏のように皮膚が白くなっていたりせず、パッと見「どこを除去したらいいのか分からない・・・」というのが本音でした。
皮膚の柔らかさの違い
皮膚の柔らかさについては、これはやっぱりサリチル酸の含有率が影響していると思うのですが、液より絆創膏の方がやわらかくなります。
絆創膏はちょっとピンセットでつつけばポロッと厚めに皮膚がはがれるのですが、液の方は液によって形成された膜がはがれる感じです。
「ん?これは皮膚も除去できているのか?」と疑問に思ってしまいました。
痛みの違い
ウオノメは「痛みを感じない程度に皮膚を除去する」ように気をつけないといけないのですが、気をつけていても・・・「いや、もうちょっといける?」と欲張ってしまって痛みを感じるくらいに皮膚を除去してしまうことがあります。
絆創膏の場合は、痛みを感じてしまってもまた絆創膏を貼っておけば痛みを感じることなく生活できましたし、数日後には皮膚の除去ができました。
しかし、液の方はちょっと欲張って皮膚を除去したら液を塗っても足を着けないくらいの痛みがその日は続きました。
次の日からは足が着けるようになりましたが、足の着き方によっては痛みが出たので液を使用する場合は「痛みを感じない程度に皮膚を除去する」ことを守ったほうがいいです。
もし、痛みが強い場合は保護パッドを使用すると痛みを緩和できると思います。
効果が高いのはウオノメコロリ絆創膏、じっくり取り組むならウオノメコロリ液
ウオノメコロリ絆創膏とウオノメコロリ液を使い比べてみて、私は絆創膏の方が効果が高いと思いました。
私は1度にある程度の厚みの皮膚が除去できるほうが好みなので、皮膚のやわらかくなり具合ややわらかくなった皮膚のわかりやすさから絆創膏の方が好きです。
少しずつ皮膚を除去していきたい場合には、ウオノメコロリ液も使えると思います。
最後に、市販のウオノメコロリは自分でウオノメ除去できる優れた製品ですが、使い続けてもウオノメが除去できなかったり、強い痛みが出たり、化膿したりといった場合は皮膚科の受診をおすすめします。