おやつは食べるけどごはんは食べない犬・・・わがまま?対処法は?

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最近、うちの子ごはんを食べないな・・・

元気だし、おやつは食べるのに・・・

どうしたらいいの?

と悩んでいませんか?

まず、元気がない、おやつも食べないなど「ごはんを食べない以外にいつもと違う様子」がみられる場合は体調不良の可能性があるのでかかりつけ動物病院に相談してくださいね。

今回は、私も経験した「元気があって、おやつは喜んで食べるのにごはんは食べないとき」について書いていこうと思います。

おやつは食べるけどごはんは食べない・・・これって『わがまま』?

私は「わがままでごはんを食べないなんてほんと~?」と疑っていたのですが・・・これは『わがまま』の可能性が高いです。

わがままと言っても、私は愛犬を見ていて「もっとおいしいごはんあるよね?本当は隠してるでしょ?」「この間食べた、おいしいあのごはんが食べたい!」「いつも同じごはん飽きたな~・・・」と思っているんだろうな、という印象を受けました。

目の前のごはんを無視して期待に満ちたキラキラした視線を送られたり、ごはんをちょっとのぞいてにおいを嗅いで舌打ちが聞こえてきそうな表情で振り返りしょんぼりした背中で定位置に戻っていく姿を見ると、出てきたごはんに満足できなかったんだなと分かります。

どうして『わがまま』になる?

我が家の愛犬がごはんに対してわがままになった原因としていくつか思い当たることがあります。

おいしいフードを知ってしまった

ドッグフードと言ってもいろいろなフードがありますよね。

ドライ、半生、ウエット・・・。

コスパのよいフードからプレミアムフードと言われる高品質かつ高級なフード。

一般的にはドライよりはウエットの方が嗜好性が高いと言われていますし、材料から厳選して品質にこだわったフードなんて、私は食べたことはないけどおいしそうですよね。

このように色々なフードを食べておいしいフードを知ってしまうと犬もグルメになってしまうようで「あのおいしいごはんが忘れられない・・・♡」となるのは想像できます。

犬はごはんに飽きることがないから毎日同じフードでいいと言われることがありますが、私はこれには「違うのでは?」と思ったことがあっていろいろな種類のフードを食べさせていたのです。

そしたら・・・いろいろな味を覚えて、ごはんに求めるおいしさのレベルが上がってしまったようです。

人間もいろいろなものを食べて味を知っていきますし、おいしいものを食べたら「また食べたい!」と思うのは自然なことです。

犬でもおいしい味は忘れないし、また食べたいと思うのは自然なことなのかもしれません。

おやつが多い

一般的に、犬のおやつは1日の摂取カロリーの10~20%程度に抑えることが推奨されています。

栄養バランスを保ったり体型維持にもおやつの制限は大切ですが、おやつでお腹やカロリーが満たされるとごはんを食べる必要がなくなってしまうようです。

私はかかりつけ獣医さんに「動物は本能的に最低限必要な分は摂取してるはずだからね・・・?(ごはん食べないなら何から摂取してるんだろうね・・・?)」と言われたことがあるのですが、当時はおやつをあげすぎている自覚もなかったのですが、今思えば明らかにおやつでエネルギーを充足させていたんだと思います。

人間の食べ物の味を知ってしまった

今は「犬は家族」として家の中で一緒に生活している家庭がほとんどだと思います。

そうすると人間が食べているものを見たりにおいがしたりするので、犬が人間の食べ物に興味をもつことは自然なことです。

人間用に作られた食べ物は犬には不要な味付けがされていたり、味が濃かったりしますし、食材によっては犬は中毒を起こす危険性から食べてはいけないものもあるので犬には与えてはいけません。

我が家も一緒に食べるものはフルーツのみで、その他の食材は食べさせていません。

けれども、我が家の愛犬は、私たちがごはんやおやつを食べるテーブルに興味津々で、機会があれば飼い主の膝の上に飛び乗り1分ほど一緒にテーブルを囲み、そうでなくても「テーブルの上、見・た・い!!」とアピールするほどなのです。

人間が食べているものは、自分のごはんと違ったおいしさがあると気づいているのかもしれません。

運動量が足りない

ごはんに対してわがままな犬だとしても、体調に問題がなければ、我慢できないくらいにお腹が空いたらごはんを食べることもあります。

我が家の愛犬の場合、ほとんどごはんを食べない日が2~3日続くとちょっと食べて、また2~3日ほとんど食べない日が続いたら今度は完食してみたりと、日によってムラがありました。

反対に考えると、2~3日ほとんどごはんを食べなくても問題ないくらい体の中にエネルギーが蓄えられていたといえます。

運動不足でカロリーを消費しないと体内にエネルギーがある状態が続くので、運動不足もごはんを食べない原因になることがあります。

そもそもごはんはなぜ食べる?

ごはんは、食べる楽しみも大切ですが栄養を補うことが目的です。

人間であればあまり好みじゃなくても毎日だいたい同じ時間になるとごはんを食べますし、「ごはんは食べたほうがいい」とわかりますよね。

しかし、健康な犬には「食べたほうがいい」という感覚はないですし「食べたい」か「食べたくない」かのどちらかです。

犬にとってはおやつからでもエネルギーがとれていれば細かい栄養バランスなんて関係なくて、「この栄養素が必要だから」とか「たんぱく質が足りない」とかは考えません。

人間はバランスの大切さを理解しているから「バランスのとれたごはんは食べたほうがいい」とわかるけど、犬はそのような感覚がないのでその時の欲求でごはんを食べるか食べないかを決めてしまうと思います。

ごはんを食べない・・・を改善するには?私が試したこと

ごはんに対するわがままを改善するためにいろいろなことを試してきましたが、正直なところ一番効果を感じたのは「おやつを減らす」と「運動を増やす」の合わせ技です。

「ごはんに工夫する」方法もいくつか試したのであわせて紹介していきます。

ごはんに工夫する

食べないときは片づける

ごはんを食べないときは、ある程度時間が経ったら片づけましょう。

ずっと出しっぱなしにしていると「ごはんはいつでも食べられる」と誤解を与えてしまうことにもなります。

どのくらいの時間で片づけるかは色々意見がありますが、我が家の場合は人間の食事に合わせています。

一緒に食べ始めて、一緒に片づけます。

これは、「10分」「15分」と時間で区切ってしまうと、我が家の愛犬の場合はその時間内に食べることはまずないからです。

そして、一緒に食事を始めているので、私たちの食事中に愛犬のごはんを片付けなければいけなくなるからです。

時間で区切る意味は「ごはんは出されたときに食べないと食べられなくなってしまう」と教えるためと言われていますが、犬は飼い主の行動から自分の行動も学習することができるので必ずしも時間を基準にする必要はないと思います。

人間の食べ始め=自分(愛犬)の食べ始め、人間の片づけ開始=自分(愛犬)の片づけ開始という行動パターンが伝われば十分だと思います。

フードを温める、ふやかす

フードは温めるとにおいが強くなると言われていて、食欲をそそる効果が期待できます。

フードそのものをレンジやトースターで温めたり、ドライフードにお湯をかける方法があります。

お湯をかける方法はフードが柔らかく食べやすくなるので離乳食やシニア食におすすめですが、犬にも食の好みがあってドライフードが柔らかくなるのを好まない子もいるので、愛犬の好みを探ってみるといいです。

我が家のごはんは1食につきウエットとドライを両方食べるのですが、トースターで1分ほど温めています。

温めたあとはやけど防止のために指で触って熱くなりすぎていないかを確認するといいです。

連続でトースターを使っていると思ったより熱くなりすぎていることがあるので注意が必要です。

熱くなりすぎている時はちょっと冷ましてあげましょう。

少量のトッピングをする

これは、我が家の場合は失敗した方法ですが・・・。

ごはんを食べなくても、何かきっかけがあれば食欲が増して食べ始めることがあります。

そんな子の場合にはいつものごはんにトッピングするのがおすすめです。

トッピングするものは市販の犬用ふりかけ、少量のゆでたささみやキャベツ、さつまいもなどがあります。

ドライフードに少量のウエットフードをトッピングする方法もあります。

我が家の場合は、トッピングだけ食べられてごはんはそのまま残り失敗に終わりました・・・。

トッピングだけ食べを阻止しようとごはんに混ぜ込むと「余計なことすんなよ・・・」という表情をして全く食べなかったので、この方法はあう・あわないがあると思いますが試してみてもいいと思います。

犬用ミルクをかける

やさしい甘い香りのするミルクを使って食欲に働きかける方法もあります。

犬は乳糖の分解が苦手なので人間用牛乳を与えるとお腹を壊してしまうことがあります。

犬が消化しやすいように作られた犬用ミルク、お腹に優しいヤギミルクがおすすめです。

液体ミルクもありますし、粉ミルクはそのままフードにふりかえけてもお湯でといても使えます。

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ドライからウエットに変えてみる

フードは、ドライよりもウエットの方が嗜好性が高いと言われています。

ただ、ドライよりウエットの方が値段も高いです・・・。

これは飼い主のお財布に相談が必要ですが、ドライだけで過ごしてきた子にはウエットを試してみるのも1つの方法だと思います。

我が家は「ドライだけは嫌。でも、ウエットだけも嫌。その時の気分で食べたい方を食べるわ。お腹が減ってたら両方食べるけど。」という愛犬なのと食費のことも考えて、1食分の必要カロリーになるように計算してドライとウエットを両方出しています。

このように必ずドライだけじゃないとダメ、ウエットだけじゃないとダメということはないので、自分たちにあった方法を探してみるといいとも思います。

おやつを減らす

おやつの適正量は1日のカロリーの10~20%と書きましたが、おやつの量って計ってますか・・・?

私がそうだったのですが、あげすぎているつもりはなくても意外とあげすぎていることがあります。

特に、たまごボーロなどの大きさを選べなかったりカットできないものをホイホイあげているとあげすぎになります。

「おやつくれるよね?」というキラキラの笑顔がかわいくてホイホイあげすぎたのが我が家です。

次第にたまごボーロにも飽き始めたのですからびっくりです・・・。

そこでどうしたかというと、おやつを減らす。

できるだけ粒の小さいもの、自分でカットできるものを選ぶようにしました。

そうすると、おやつの回数を減らさなくても量を減らすことができるので、自然におやつを減らすことができます。

運動量を増やす

愛犬を見ていると、よく動いた日はよく食べます。

細かい話をするとお腹が空くって血糖値がどうのこうの・・・ということらしいのですが、そういった難しい話ではなく。

雨の日に家から全く出られず、1日ゴロゴロして過ごした日はごはんも残しがちです。

その反対に、1日2回散歩に行ったり、家の中で遊んだ日はごはんも完食することが多いです。

このことから、運動を増やすことはおなかをすかせたり、ごはんを食べさせるためには効果的だと思っています。

犬にとっても飼い主にとってもストレスにならず、生活を圧迫しない程度に少し増やすくらいから取り組んでみるといいと思います。

まとめ

愛犬がごはんを食べないと心配になってしまいますよね。

そんな時は、ごはんを食べない以外にいつもと違った様子がないかをよく確認してみましょう。

元気があって、おやつもよく食べる・・・時は、ちょっとごはんにわがままになっているのかもしれません。

おやつの量や運動時間などを再確認して生活を整えつつ、ごはんに工夫するなどして愛犬の変化を観察してみましょう。

1日、2日では変化が見えなくても、じっくり続けていくと変化が表れると思います。