Googleから「税法上の居住地における追加の税務情報が必要です」というメールを受け取り、居住者証明書を提出しました。
「これで大丈夫!!」と思っていたのですが、まさかの未承認の連絡を2回受け、3回目でやっと承認!!
今回は、「これで大丈夫!!」なはずの居住者証明書が「なぜ承認されなかったのか?」について、私の思うことを書いていきたいと思います。
私と同じように「居住者証明書を提出したのに承認されない・・・なんで~???」とお困りの方はもちろんのこと、これから居住者証明書を提出する方も注意するポイントの確認として読んでみてください。
私の税法上の居住地承認までの流れ
私は税法上の居住地の証明書として運転免許証と居住者証明書を提出しており、書類提出から承認されるまでの流れをまとめました。
日 付 | 流 れ |
2024年2月1(木) | ・運転免許証提出 ・運転免許証にあわせてアドセンスに登録している住所を修正(〇丁目〇-〇→〇丁目 〇番地〇) |
2024年2月9日(金) | ・運転免許証否認の連絡 |
2024年2月12日(月) | ・居住者証明書を郵送で請求 ・居住者証明書にあわせてアドセンスに登録している住所を修正(〇丁目〇番地〇→ 〇-〇-〇) |
2024年2月19日(月) | ・「不足しているドキュメントを送信する」から居住者証明書を提出 |
2024年2月24日(土) | ・居住者証明書否認連絡① ・2/1と2/12に住所を修正したためか、Googleお支払センターに住所が3つ登録されて いたので2つ削除 ・「不足しているドキュメントを送信する」から居住者証明書を再提出 |
2024年2月28日(水) | ・居住者証明書否認連絡② ・「税務情報の更新」から居住者証明書を再々提出(税務情報作成フォームのドキュ メントの種類を「その他文書」から「税法上の居住地の証明書」に変更) |
2024年2月29日(木) | ・居住者証明書承認連絡 |
居住者証明書が承認されなかった理由は?
これは私の推測ですが、居住者証明書が承認されなかった理由は次の3つではないかと思っています。
①居住者証明書・お支払プロファイル・Googleお支払センターの住所が不一致
お支払プロファイルの住所を2回修正したことでお支払センターに住所が3つ登録されており、結果として住所が不一致と判断されたのではないかと思います。
②「不足しているドキュメントを送信する」から居住者証明書を提出した
「不足しているドキュメントを送信する」から居住者証明書を提出したことで、税務フォームの情報は運転免許証にあわせた情報のままになっており、税務フォームの内容と提出書類(居住者証明書)が不一致と判断されたのではないかと思います。
③ドキュメントの種類の不一致
②に関連することですが、ドキュメントの種類が「その他の書類」のままになっていたので居住者証明書と不一致と判断されたのではないかと思います。
居住者証明書を提出するときに注意すること
居住者証明書とGoogleに登録している住所が正確に一致しているか確認する
【アドセンス】お支払プロファイルの住所を確認
税務情報作成フォームに注意書きがあるのですが、居住者証明書に記載されている住所とお支払プロファイルに登録している住所は正確に一致していないといけません。
〇丁目〇番地〇号と〇‐〇‐〇のように日本では同じと認識されている表記も相違とみなされるので、居住者証明書とGoogleお支払プロファイルの情報が正確に一致しているか確認します。
Googleお支払プロファイルの住所は、アドセンストップページ左側のメニューから「お支払→お支払情報→設定→お支払プロファイル→住所」から確認・更新できます。
【Googleお支払センター】の住所を確認
あわせてGoogleお支払センターに登録している住所も確認します。
「税法上の居住地における・・・」というメールからもGoogleお支払センターにいけますし、「Googleお支払センター」と検索してもいけます。
メールからは「ドキュメントを提出してください」を押し、
「アドレス帳」を押して登録している住所を確認します。
私はここに住所が3つ登録されていたので、居住者証明書と正確に一致している住所1つを残し2つ削除しました。
「税務情報の更新」から居住者証明書を提出する
居住者証明書は「不足しているドキュメントを送信する」ではなく「税務情報の更新」から提出します。
特に、私のように初めに運転免許証など居住者証明書以外の書類を提出している場合は、ドキュメントの種類などの更新も必要になるので「税務情報の更新」から入ります。
ドキュメントの種類は正確に選択する
ドキュメントの種類は提出する書類にあわせて選択します。
居住者証明書を提出するときは「税法上の居住地の証明書」を選択します。
再提出、再々提出・・・居住者証明書は再申請した?作り直す必要はある?
私は居住者証明書を3回提出しているのですが、全て同じものを提出しています。
税務署に再申請して作り直したりはしておらず、全て同じ居住者証明書のPDFを提出しています。
変えたのはファイル名くらいで、1回目はスキャンしたままのファイル名(数字?英語?)で提出したのですが、2・3回目は「居住者証明書」と名前を変更して提出しました。
居住者証明書の申請についてはこちらにまとめています。
税法上の居住地 シンガポールの場合は運転免許証やマイナンバーカードより居住者証明書?
余談ですが・・・。
税法上の居住地の証明書として運転免許証を提出し、あとから居住者証明書を提出した人は記憶にあると思うのですが、運転免許証を提出するとすぐステータスが「承認」になるのです。一旦。
「承認」になったにもかかわらずあとから「追加で~」という連絡がくるので「う~ん???どゆこと???」と思ったのですが、色々調べていくとヘルプページに次のように書いてありました。
そのため、シンガポールの税法上の居住地を証明する書類は運転免許証ではなく、初めから居住者証明書の提出が必要だったのではないかと思いました・・・。
居住者証明
税務情報の提出に必要な書類を教えてください。
税法上の居住地となっている国を証明する書類(居住者証明書など)を提出する必要があります。税法上の居住地を証明する書類の例:
最新の居住者証明書
所得税免除に関する通知書
税務登録書類
有効な税法上の居住地の証明書は通常、次の要件を満たしている必要があります。地域の税務当局の認可を受けている
租税条約の目的のため、その国の納税者であると明記されている
税法上の居住地の証明書の有効期間が明記されている
アイルランドとシンガポールでは、特定の書類で税法上の居住地を証明することができます。アイルランド
組織の場合:
税法上の居住地の証明書
個人の場合:政府機関が発行し、発行国の納税者であることを示す、現地の住所が記載された有効期限内の国民 ID カード
納税者 ID カード
税法上の居住地の証明書
シンガポール組織および個人の場合:
現地の政府機関が発行した税法上の居住地の証明書
Google AdSense ヘルプ お支払い 米国以外の税務情報を Google に提出する 税法上の居住地に関する情報、米国以外の源泉徴収と報告
まとめ~注意事項を確認して居住者証明書を提出してみる~
分からないことがあったら調べたり、試行錯誤して対応が必要なGoogle・・・。
今回のシンガポールの税法上の居住地の証明も「結構大変だったな・・・」というのが正直な感想です。
「これでダメだったらもうどうしていいかわからない・・・」とも思いましたが、やっとの思いで承認してもらいました。
現在、居住者証明書が承認されずに困っている方は
・居住者証明書とGoogleお支払プロファイル、Googleお支払センターの情報を正確に一致させる
・居住者証明書の提出は「税務情報の更新」から行う
・ドキュメントの種類は「税法上の居住地の証明書」を選択する
を試してみてほしいです!