初めてのバリウム検査は怖い?実体験から失敗談、コツ、食事など。

バリウムのイラスト 生活
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先日、初めてバリウム検査を受けました。

「なんとなく知ってはいたけれど受けるのは初めて・・・一体どんな感じなの?」という疑問や不安について、失敗を含めた私の体験を、検査当日朝の様子からバリウム便排出終了まで書いていきます。

検査機関によって違いはあるかもしれませんが、参考にしてみてください。

バリウムのイラスト
バリウムはいちごミルク味でおいしかったです。

【失敗】食事は不可・・・のはずが、うっかり!

私は午前の検査だったので朝食は不可。朝ご飯は食べませんでした。

けれども、家を出るまでに時間があったので「夕食のポテトサラダを作ってしまおう」と思ったのが失敗の始まり・・・。

いつものクセで味見してしまったんですね。

指先に乗るくらいの少量でしたが、食べてしまった。

初めてバリウム検査を受けるので、その少量のポテトサラダが検査にどう影響するのか全く予想がつかず。

「黙って検査を受けてしまおうか・・・」とも思ったけれど、検査なので素直に申告することにしました。

検査について

私はレントゲン車でバリウム検査を受けました。

車内に入ると、レントゲン撮影をする技師さん、補佐のスタッフさん、検査中の方の3名がいました。

車内は狭いので一度に入れる受診者は、前の人と私の2人でいっぱいいっぱいでした。

検査は、検査着に着替え→発泡剤・バリウムを飲む→レントゲン撮影→私服に着替え→水と下剤の受け取るといった流れで進みました。

車内に入ってすぐにスタッフさんにポテトサラダを少量食べてしまったことを話すと、技師さんの手が空いたタイミングで検査を受けることができるか確認してくれることになりました。

検査着に着替える

検査を受けられる前提で準備を進めました。

金属のついた服を脱ぎ、検査着に着替えます。

ホックやファスナーなど金属のついた物は上下全て脱がなければいけませんでした。

金属のついていないインナーは着ていて大丈夫でした。

私は、上は長袖のインナー、下は下着と靴下の上に検査着を着ました。

検査についての注意書きに目を通す

検査についての注意書きがA4サイズにまとめられていて、それによく目を通しました。

スタッフさんから普段の便秘具合について聞かれたのですが、便秘気味だと検査後にもらう下剤の数を増やしてくれるようです。

前の方がレントゲンを撮っている間に私は準備をしていたので、レントゲン撮影の様子を見ることができ「こんな感じでレントゲン撮るのか・・・」と心の準備ができました。

食事についての確認

スタッフさんから技師さんへ、朝、うっかりポテトサラダを食べてしまったことを伝えてもらいました。

この時、ポテトサラダを食べてしまってから3時間ほど経っていました。

技師さんから「胃の中にポテトサラダが残っているかいないかは分からない。もし胃の中に残っていて、そこに病変が重なってしまったら病変が見つからないこともありえるけれどいい?」と確認がありました。

年齢から考えて病変がある可能性も、ポテトサラダと病変が重なる可能性もそんなに高くはないだろうと思い、検査を受けることにしました。

発泡剤を飲む

発泡剤(顆粒)を少量の水で飲みます。

発泡剤は舌の上にのせて一気に飲みこんだ方がいいです。

これは私の2つめの失敗なのですが、発泡剤を舌の下にいれてしまったんです。

水は一口もないくらいの少量なので、うまく飲みこむことができず戸惑っているうちに口の中で発泡してしまい大変な思いをしました。

なんとか呼吸を整えて強引にのみこむことができましたが、口の中で発泡するとかなり苦しいです。

なので、発泡剤は舌の上(奥のほう)にのせ、間髪入れずに飲みこんだ方がいいです。

ちなみに、私が口の中で発泡してあわあわしている時、次の方が車内に入ってきてその光景を思いっきり見られてしまいました。

彼女の家で「今日、バリウム検査の時、前の人が発泡剤で口パンパンになっててさ~」と話題になったのではないかと思うと恥ずかしさでいっぱいです。

バリウムを飲み

バリウムは白いドロドロした液体でした。

一般的なサイズの紙コップに半分くらい入っていたので、「多いな・・・」というのが第一印象でした。

胃の中には発泡剤もあるのでお腹いっぱいの状態です。

しかし、飲んでみたらバリウムはイチゴ風味で「おいしい!」と思い、すぐに飲み終わってしまいました。

バリウムというと飲むのが大変というイメージがありましたが、味がついているだけでかなり飲みやすい印象を受けました。

レントゲン撮影

レントゲン撮影室に入ったら技師さんの指示に従って体勢を変えながら撮影をしていきます。

途中、やや足が上、頭が下になり、手を離すとずり落ちてしまいそうな体勢になることもありました。

手すりにつかまり体を支えることになるので腕が辛いですが、しっかりつかまっていたほうがいいです。

レントゲン撮影にかかった時間は5分くらいで、技師さんの指示通りに回転したり、横向いたり、うつぶせになったりしているうちに、意外と短時間で終わりました。

私服に着替える

撮影が終わったら検査着から私服に着替えます。

下剤(センノシド12㎎)・水・注意書きを受け取って終了

下剤(センノシド12mg)4錠・水・注意書きを受け取って検査終了でした。

下剤は通常は2錠のようですが、私は便秘体質だと伝えていたので追加で2錠の合計4錠もらいました。

バリウム検査後について

検査終了時にもらった注意書きには「検査終了後はコップ1〜2杯程度の水を飲むこと」「タイミングをみて下剤を飲むこと」「下剤を飲んでもバリウム便が出なくて腹痛がある場合は医療機関に相談すること」などが書いてありました。

水分摂取や検査後の食事

注意書きには「検査終了後はコップ1〜2杯程度の水を飲むこと」とあったのですが、私は公共交通機関で移動していたのでトイレが心配ですぐに水を飲むことはできませんでした。

検査終了から1時間半後くらいに帰宅し、そこから水分をとり始めました。

バリウム検査後も普段通りの生活でいいそうで、昼食もとりました。

下剤(センノシド12mg)をのんだ時間とトイレの時間

私は下剤が効き始めるのが遅く、効き方も弱かったと思います。

腹痛も弱く、お腹が下ることもなく、トイレに駆け込むような緊急事態も起きませんでした。

しかし、下剤が効き始めるまでの時間や効き方の強さには個人差があると思うので、可能であれば外出の予定は調整しておいたほうがいいと思います。

私の検査終了から下剤をのんだタイミング、トイレのタイミングは次のような感じでした。

当日

11:30頃 検査終了

13:00頃 下剤1錠

22:00頃 下剤2錠(腸が動いている感じもせず、全く便意が起きなかったので追加)

翌日

7:00〜10:00頃 普通の便3回

14:00〜16:00頃 バリウム便3回(バリウム排出終了)

バリウム便ってどんな便?

スタッフさんから「白っぽい便が出ます」と説明を受けていました。

私はバリウムがそのまま固まった真っ白いものをイメージしていましたが、実際のバリウム便は違いました。

真っ白いのではなく、いつもの便が白みがかった感じです。

便をするとトイレにたまっている水も白っぽく濁ったりしていたのですが、それもバリウムの影響だと思います。

バリウム便が全て出るといつも通りの便の色に戻るので、バリウムの排出が終わったことがわかりました。

バリウム体験からのコツ、注意点

初めてバリウム検査を受けて、失敗もした私が思う、コツや注意点をまとめます。

うっかり食べに注意

バリウム検査を受ける場合、食事について指示があります。

午前検査の場合は朝食を抜き、午後検査の場合は「〇時間前までなら軽食可」などの指示があるので、受診案内はよく目を通しましょう。

私も受診案内をよく読んだのですが、いつものクセで「うっかり食べ」てしまうこともあるので注意して下さい。

発泡剤はすぐに飲みこむ

発泡剤は、舌の上にのせてすぐに飲みこんだほうがいいです。

口の中で発泡すると苦しい思いをするので気をつけて下さい。

当日、翌日は多めに水分摂取

検査終了時にスタッフさんから「今日、明日は多めに水分とってくださいね」と声をかけていただきました。

私は便秘体質なので普段から意識して水分をとるようにしているのですが、さらに多めを心がけていました。

水分摂取と下剤のおかげでスムーズにバリウムを排出できたと思います。

おわりに

バリウム検査を受ける前は、友達から「バリウム辛いよ~」と聞いていたので不安と恐怖でいっぱいでした。

私は、うっかりポテトサラダを食べてしまったり、口の中で発泡してしまったりといくつか失敗はしてしまいましたが、事前に注意点やコツが分かっていれば特に怖い検査ではないと思いました。

初めてバリウム検査を受ける前は、未知の体験に緊張したり身構えたりしてしまうかもしれませんがリラックスして検査に臨んでほしいと思います。