「昔の友達やグループの集まりに行ったけど、昔のように楽しめなかった」
「昔の友達やグループの集まりに行きたくない・・・」
「昔とは違う気持ちを持ってしまう自分は変?」
こんな風に悩んでいませんか?
私は社会人になってから大学時代の友達やグループとの付き合い方に悩んでいた時期があったのですが、「参加してみたら楽しかった」「参加したけどつまらなかった」「集まりに参加しなかった」のどれも経験があります。
誰しもずっと昔のままではないので「昔のように楽しめない」のはおかしなことではないですし、その結果として「集まりに行きたくない」と思ってしまうのも自然なことです。
そんな風に変わってしまった自分に戸惑いを感じ、寂しさや悲しさを感じるのも自然なことです。
けれど、今はそんなに深く考えなくても大丈夫だと思うようになりました。
昔の友達やグループの集まりに行きたくないのはなぜ?
昔は楽しかった人間関係を憂鬱に感じてしまう・・・なぜなのでしょうか?
それは、変わっていないつもりでも昔と今では何かが変わってしまっていることを、こころの
自分や相手が変わってしまった
社会人になったら学生の頃の集まりには行きたくなくなってしまった、というのは多くの人が経験あるのではないでしょうか?
昔の友達やグループの集まりに行きたくなくなるのは、異なる経験を通して自分や相手もが変わってしまい価値観の違いが生まれるからだと思います。
学生の頃はクラス、サークル、部活など多くの時間を一緒に過ごし、たくさんの経験を一緒にしてきたと思います。
そんな時間や経験の共有は価値観の違いを埋め、人と人の結びつきを強めます。
反対に、社会人になりそれぞれの生活を送るようになると、共有する時間が減り、異なる経験をしていきます。
新しい生活の中では異なった影響を受けるので、それぞれが少しずつ変化していきます。
そのちょっとした変化がズレや違和感となり「あれ?昔はあんなに楽しかったのに今は楽しくない。」「なんかつまらない。」と思ってしまうと、「おもしろくないから行きたくない」に行きついてしまうのだと思います。
でも、誰もが人生を歩んでいく中で少しずつ変わっていきます。
ふとした瞬間に自分や相手が変わってしまったことに気づくと、悲しさや寂しさを感じてしまいますが自然なことだと思います。
ライフステージ・環境が変わった
ライフステージの変化も人間関係に影響を与えます。
例えば、結婚、出産、介護などはライフステージの中で大きな変化です。
既婚・未婚の人、子どもがいる人・いない人、介護中の人・そうでない人では環境が違うので、自由になる時間が異なったり、話題が合わなかったりして一緒にいても楽しいと感じなくなることもあります。
けれど、これらの変化は環境の変化による影響が大きいので、既婚者同士・未婚者同士になる、子育てや介護が終わり自分の時間が持てるようになるなど環境の違いが狭まり共有する時間が増えれば、昔のように楽しめるようになることもあります。
会話が続くか、輪にはまれるかといった心配
これは前の2つとはちょっと違った類の話ですが、久しぶりに会う人との話題に困ることはありませんか?
私は極度の人見知りなのですが、初めて会う人はもちろんのこと久しぶりに会う人とも何を話したらいいのかわからないことが多々あります。
昔は共通の話題がいくつもあったけれど、時間が経ってしまうと共通の話題が見つからないこともありますよね。
そうすると、「相手との間に気まずい沈黙の時間が流れるのではないか?」「輪にはまれず1人ポツンと過ごすことになるんじゃないか?」といった心配が出てきて、それが憂鬱の種になります。
昔の友達やグループの集まりに行きたくない・・・どうする?
自分から集まりを企画することなくソッと生きていても誘われてしまうことってありますよね?
私は「行ってみようかな?」という気持ちが少しでもあるなら行ってみることをおすすめします。
反対に、「いや、もう行きたくない」と気持ちがはっきり決まっているのなら行かなくてもOKだと思います。
迷うなら行ってみて自分の気持ちを確かめるのもアリ
「行きたくないような・・・行きたいような・・・行ってみようかな?どうしよう?」とどちらとも決めきれないような集まりの場合は、参加してみて自分の気持ちを確かめてみるのもアリです。
「参加してみたら意外と楽しめた!」時は、次も「参加してみよう!」という気持ちになれます。
やっぱり楽しめなかった場合は、次からは参加しないと決めることもできます。
迷ったときに参加してみることのメリットは、次回以降の集まりに誘われたときにどうするかを決めるきっかけを得られることです。
毎回迷ってしまう場合も、参加してみて「自分がどう感じたか?」という結果が積み上がっていけば、そのうち「参加する」「参加しない」をはっきり決められるようになります。
どうしても行きたくないなら行かなくてOK
お誘いがあった時、「行かない」「行きたくない」と気持ちがはっきり決まっているのであれば無理に参加する必要はありません。
気持ちがはっきり決まっているということは、自分にとってのそのグループのもつ意味合いも決まっているということです。
少なくともその時点では自分にとってそのグループは必要ないと感じているということなので無理に集まりに参加する必要はないのです。
参加したり参加しなかったりしてもいいの?
参加したり参加しなかったりを繰り返していると「これでいいのかな?」と思うこともあります。
それでもいいのです。
お誘いがある限りは参加するしないは自由に決めていいのです。
参加しようかどうしようか迷った結果として参加したりしなかったりしてしまう場合以外に、単純に予定が合わなくて参加したりしなかったりする人もいます。
「どうしようか迷った」というのは、自分が明かさない限り周りの人に知られることはないので気にする必要はありません。
ただし、参加すると返事をしたのにドタキャンや無断キャンセルを繰り返すことはしてはいけません。
参加してみたけどやっぱつまらない・・・どうする?
一番困るのは参加してみたけどやっぱりつまらない時ですよね。
せっかく勇気を出して参加したのであれば、まずはなんとなく乗り切る方法を試してみるといいと思います。
それでダメなら見切りをつけて帰ってもいいのです。
なんとなく乗り切る
人と会うことの目的はほぼお互いの近況報告ですよね。
けれど、私のように専業主婦で子どももいないとなると報告する近況がありません。
周りの友だちは働いていて子どももいるので、現在の生活で共通の話題はないのです・・・悲しいですが。
そんな時に試せる方法は、まずは聞き役に徹することです。
相手が自分のことを話してくれるならその話を相槌を打ちながら聞き、ちょっとでも疑問に思ったらそれを質問して話を掘り下げていきます。
会話が始まらなくて困ったら、こちらから近況を聞いてしまえばいいのです。
例えば、「今どこに住んでるんだっけ?」「最近はどんな仕事してるの?」「子どもいくつになった?」「今日は子どもは旦那さん(奥さん)と留守番?」などです。
本当は知っていることでも、改めて質問してみると違った方向に会話が盛り上がったりします。
何か話のタネが見つかれば、会話は意外と続きます。
あとは、何でもいいので自分から話してみることです。
目の前の料理について「おいしそうだね~、私えび好きなんだよね!」などちょっとした事から、相手の好きな食べ物や料理、おすすめのお店など会話を広げることができます。
私は最近気づいたのですが、会話をするってそんなに深く考えすぎる必要はないと思います。
もちろん面談、面接、打ち合わせ、ビジネスの場面ではちゃんと考えて会話をした方がいいです。
けれど、友達との会話で頭フル回転して神経使わずとも、フワッと会話をするくらいの気持ちでいるほうが楽しむことができると思います。
途中で帰る
聞こうにも話そうにも誰とも全く会話も弾まず、もうそこにいることが辛いくらいになったら、会の途中でも帰ってしまっていいです!
私も会の途中で帰ったことがあります。
その時は2次会だったのですが、1次会の時からあんまり楽しくなくて、2次会ではもう感情が「無」の状態だったので帰りました。
周りは楽しそうにしているのに、私はどうしても楽しめなかったんですね。
会の途中で帰るというと「ちょっと帰りにくいな・・・」とも思うのですが、「先帰るね~」と言い出しにくければ「ちょっと用事があるから」「急用が入って」など理由をつけて帰ってしまってもいいのです。
周りはそこまで人のことを気にしてはいません。
時間の流れとともに人間関係が変わるのは自然なこと
生きていると自分も含めて人のいる環境は変わります。
環境が変わると人も少しずつ変わってしまうのは自然なことです。
その結果、昔は仲のよかった人と疎遠になったり、会話が合わなくなってしまうこともあります。
そんな変化に寂しさや悲しさを感じたりもしますが、人と人の縁はつながったり切れたりまたつながったりするものだと思います。
「昔と変わらず楽しめる」ことは素敵なことだと思いますが、「昔は楽しかったから」と無理して楽しめない場所に収まる必要はありません。
楽しめるなら楽しむ、楽しめないなら1度離れてみるくらいでいいと思います。